医療法人 医仁会
さくら総合病院

Sakura General Hospital

0587-95-6711

24時間 365日  夜間 休日 救急・歯科口腔外科 対応

医療法人 医仁会 挨拶



理事長挨拶

小林 勝正|Katsumasa Kobayashi

当法人は、人が嫌がってやらないことを率先して行なうという事が、最大のポリシーです。言葉だけではなく実践することが重要と考えております。

私は、非常に幸運なことに、多くの良き師に巡り会うことができました。今現在の私をつくってくださったのは、その方々のおかげと思っております。 小学時代には、元名古屋市教育委員会委員長 故 赤堀法祐先生の薫陶を受け育ちました。物事を的確にとらえること、自分に被って嫌なことは人にしないこと、自分の個性を伸ばすこと、自分の能力を常に発展させる様に努力すること、などを教えられました。

医師になってからは、元名古屋第一赤十字病院院長 故 田代勝州先生に教えられました。『医師は一人でも患者さんがいれば、その人から多くのことが学べる。』という言葉が印象的です。

国立がんセンター時代には、元国立がんセンター総長、現済生会中央病院院長末舛恵一先生から、『医者、芸者、役者、顧客がなければ、ただの人。』と教えられ、元国立がんセンター院長市川平三郎先生、元栃木がんセンター院長 小山靖夫先生、故 佐野量造先生、元防衛医大学長尾形利郎先生など、きらめく御高名の先生方に医療のみならず、真実の捉え方、物の洞察の仕方などを学びました。

外科学を究めるがんセンターレジデントを終了した時、真の意味で医師の力量を試させられるのは、地域医療と、救急医療にあり。と、考えました。すなわち、予約入院された患者さんについて急いで勉強するには、一晩あればカバーできます。救急で担ぎ込まれた、目の前の患者さんを救えるか、救えないかは担当した医師の力量により、そこには言い訳の余地はありません。名古屋掖済会病院元院長故 太田元次先生には、この頃より大変お世話になりました。

何の因縁もない、この丹羽郡大口町に医療の礎を築いたのも、たまたまこの地が、『甚だ医療過疎の区域で、特に土日には無医村となる。』との情報を受けたからです。診療所を建て、文字どおり不眠不休で働いたために、今日の病院があります。長期化する疾病の特異性により、家族の訴えから今の老人保健施設さくら荘を作りました。病院でも老人保健施設でも収容できない患者さんの存在に気付き、今の療養病床を併設しました。常にこの法人を発展させてくれたのは、患者さんと、患者さんの御家族のニーズによります。当法人は、今よりさらにクオリティーをあげ、ありとあらゆるニーズに対応できる様な組織作りに励んでおります。最終目標は、『ゆりかごから墓場まで』と言われるようにNICUからホスピスまでの建設を目指して、日夜努力をしております。

我こそはと、このポリシーに同意してくださる方は、是非集まってください。宜しくお願いします。

経歴|理事長 小林 勝正
医療法人 医仁会 理事長|小林勝正
  • 名古屋市立大学医学部卒業
  • 名古屋第一赤十字病院外科医員
  • 国立がんセンター病院外科
  • 名古屋大学大学院 医学博士学位取得
  • 名古屋掖済会病院外科
  • 名鉄病院
  • 中濃病院外科医長・皮膚科泌尿器科部長
  • 大口外科クリニックを開設
  • さくら総合病院に名称変更
  • ロータス在宅専門クリニック院長

病院長挨拶

小林 豊|Yutaka Kobayashi

Date: 2018.01.01

新年の挨拶は「前を向いた」展望や抱負を述べるものである。では、「前がどっちか」を間違えていたのでは、病院という大きな船は正しく進むことができない。そのためには、今まで向いてきた「前」が正しかったのかどうかをよく見極める必要がある。この「過去の『前』」をよく理解して認識することは、本当に正しい「前」を向くのに欠かすことができず、これを検討することは、決して後ろ向きなことではなく、むしろ前向きであり、『温故知新』とも言えるであろう。過ぎし一年を振り返ると、当院のこれまでを冷静に問われ、考える一年であった。当院は創業の1980年より、直向きに医療問題や社会問題に向き合って邁進してきた。この医療の大義だけを追求したのでは認められない世知辛い世の中になってきた。

他の業界から端を発し、医療業界においても、時間外労働の適正化や休日の確保は最優先事項になった。これまでの日本は、サービス残業やサービス出勤や休日返上といった、「昔の優等生」と評価されるキーワードが、各業界を支え、日本の高度成長期とこれまでの日本経済を支えてきた。これらは「昔の優等生」の気合いと根性の上に成り立った社会の成長であった。私自身、これらのキーワードを具現化するような生活により、国立がんセンター中央病院や大学病院や公的病院の診療を支えてきた。このような、今となってはminorityである「昔の優等生」を基準に成り立ってきた社会から、この気合いと根性のないmajorityを基準にした新しい社会は、上記のキーワードを擁する企業を『ブラック企業』と呼ぶようになった。労務環境の基準が完全にひっくり返った訳である。時代を同じくして、労務環境以外の様々な基準が刷新され、古き良き時代に「よし」とされたことが許されなくなったのである。

当院においても、このような時代の変革を、様々な角度から指摘され、古き良き時代からの決別を迎えたのである。来たる年度には、当法人の事業規模では、外部監査が義務化され、上場企業と同様の扱いとされることにより、運営や管理、そして経営までも今時の大企業に準拠したものとなることを求められている。均てん化という大義によりやる気のある人の機会を奪い、働く者の間の能力差を打ち消してしまう現代のやり方には、いささか疑問や問題も指摘されているが、この世の中の流れは大きく、全くもって逆らうことのできない潮流である。この潮流に乗ってうまく泳ぐことのできる医療機関のみが生き残ることを許されるのである。医療業界は、他業界に比べて群を抜いて人手が必要な業界であることはよく知られている。そのような中で、この求められる労務環境の変革は、各医療機関の人件費を増加させ、経営を苦しめているのが現状である。

厚生労働省は、2025年(7年後)には全国のベッド数の約1割にあたる15.6万ベッドの病床が余るため、削減する必要がある、としている。当院は通年で病床稼働率が90%を超えており、この地域医療において担っている役割は大きく、既存のベッド数を維持した上で、さらに効率のいい病床の回転を求めていかなくてはならない。そのような中で、最重要とすべきなのは、患者さんの満足度の向上である。これはさらに地域の診療所やクリニックからの信頼につながるため、注力する必要がある。結果的に、当院が創業より守ってきた「患者さんのために」「地域・社会のために」というスピリットはこれからも寸部も変わることなく踏襲していくことが求められる。過去と違うのは、運営と管理のシステム構築と経営とのすり合わせにより、このスピリットを担保するものとなり、生き残りという消極的な発想ではなく、さらなる発展につなげ、さらなる社会貢献を推進する企業としての役割を発揮していくのである。この歴史ある当院のスピリットに新しいシステムの融合を通じて進めていく、さくら総合病院のチャレンジにご期待ください。

経歴|病院長 小林 豊
医療法人 医仁会 病院長|小林 豊
  • 麻布中学校・麻布高等学校卒業
  • 千葉大学医学部卒業
  • 千葉大学医学部大学院卒業
  • 国立がんセンター中央病院外科レジデント・がん専門修練医修了
  • 船橋市立医療センター外科医長
  • さくら総合病院副院長・外科部長