認定看護師の紹介
さくら総合病院の認定看護師をご紹介いたします。
感染管理認定看護師

影山 裕子(師長)
感染管理認定看護師は、患者さんやそのご家族をはじめ、職員や病院を訪れるすべての人を感染症から守り、安全で安心な医療環境を提供することを目的として、病院全体を管理し当院の状況にあった感染管理を計画、実践、提供するサービスの向上を図る役割をもっています。
実際の活動としては、医師、薬剤師、検査技師からなる感染対策チームにより、病院内での感染症の発生を把握し、感染に対するリスクを最小限に抑えるための対応や、知識向上を目的とした職員への研修開催、日常的な感染対策の実践指導といった組織横断的な活動を行なっています。感染対策は組織的に取り組むことが不可欠なので、病院内の全職員が感染対策における正しい知識をもって業務に従事できる体制づくりを行ないます。
認知症看護認定看護師

山村 延啓(係長)
厚生労働省の調査によると、人口の高齢化に伴い2025年には高齢者の5人に1人が認知症になると予測されています。高齢になると認知症のリスクが高くなると同時に、ほかの身体疾患も抱えやすくなります。肺炎や脳卒中、骨折などで入院した患者さんが、認知症を合併していることも珍しくありません。スタッフ1人1人の認知症という病気に対する対応力の向上が求められています。
当院では、他職種からなる認知症ケアチームをつくり、毎週各病棟でカンファレンスを行なっています。そこで、認知症ケアの基本をもとに、認知症者との関わりや対応をスタッフと一緒に考えます。認知症があっても安心して治療を受け、安全安楽に療養生活が送れる環境を目指して日々活動しています。
集中ケア認定看護師

原 慎一
集中ケアとは、生命の危機的状況にある重症な患者さんと、そのご家族に対する看護ケアです。主に重症集中治療や救急治療を要する患者さんを対象とし、重症や緊急性の高い患者さんと、そのご家族に対して看護ケアを行っています。
患者さんは呼吸・循環が不安定であり、身体的・精神的に苦しい状況にあります。こういった重症患者さんの早期回復を目指したケアと、患者さんを支えるご家族の精神的苦痛に対するケアも行っていきます。
集中ケアは治療と看護が密接に関係しているため、最新の医療技術、看護ケアを「安全」に提供できるように、科学的根拠に基づいた実践に向けて、自己研鑽と看護の質の向上に励んでいます。
看護師と、医師、薬剤師、その他医療スタッフとが協働し、患者さんが継続した看護を受けられ、早くもとの生活に戻ることができるよう、日々看護実践に努めていきたいと考えています。
認定看護管理者(第859号)

瀬古 鈴子(人材開発室長)
認定看護管理者の資格は、日本看護協会が認定しています。
認定看護管理者は、病院や介護老人保健施設などの管理者として必要な知識を持ち、 患者・家族や地域住民に対して質の高いサービスを提供できるよう組織を改革し、発展させることができる能力を有する看護師です。 看護師として5年以上の実践経験を持ち、規定された教育等を修了後認定審査に合格することで取得できます。合格後は実績を積み5年ごとに資格更新をしていきます。
活動内容は、
①患者・家族や地域住民に対しより質の高いサービスを提供できるよう、組織全体のサービス提供体制の向上に取り組みます。
②地域の組織間の連携を図るなど、地域全体の医療・看護の質の向上に努めます。
③保健・医療・福祉の政策等に関する知識や組織管理に必要な理論、経営的な視点等を用いてサービスの質を向上するための方策を検討して、実行します。
④教育体制を整え人材育成を推進し、 質の高いサービスを効率よく提供できるよう、職員の資質を活かした配置を行います。
⑤労働環境の整備やワークライフバランスの推進など、看護師が継続して働きやすい職場環境を整えます。
⑥医療事故を防ぎ、安全な医療・看護を提供するための教育や体制の構築を行い、組織として安全管理を推進していくことです。現在医仁会の看護部長として、理念や目標達成にベクトルを合わせ、上記活動をしています。