呼吸器・総合内科センター︎

- 診療科目
- 呼吸器内科・呼吸器外科・一般内科・腎臓内科
- 診療日時 [午前診 9:00-12:00|夕診 17:00-19:30]
- 曜日や時間帯によって医師の専門分野が変わります。外来担当医表のご確認をお願いいたします。
✴都合により変更が生じる事がございますので、ご了承下さい。外来担当医表はこちら
- 対象疾患
- 肺炎・肺線維症(間質性肺炎)・慢性閉塞性肺疾患(COPD)・気管支炎・肺がん・薬剤性肺炎・肺化膿症(肺膿瘍)・急性膿胸などの呼吸器感染症・気管支喘息・気胸・縦隔腫瘍・肺結核・肺非結核性抗酸菌症・副鼻腔気管支症候群・びまん性汎細気管支炎・気管支拡張症・膠原病性肺疾患・過敏性肺臓炎・サルコイドーシス・呼吸不全(急性/慢性、1型/2型)など
- 診療ポイント
- 呼吸器内科、呼吸器外科、一般内科、腎臓内科、胸部・呼吸器疾患、一般内科疾患の診断・治療を行なっています。
- 所属医師
- 所属医師一覧を見る
お気軽にご相談ください。
呼吸器疾患に対して専門的な対応と総合内科ではひとつの臓器の病気だけでなく、「からだ」を総合的に診療します。
呼吸器・総合内科センターでは呼吸器内科、呼吸器外科、一般内科、腎臓内科の診療を行なっています。肺炎や気管支炎などの呼吸器感染症、気管支喘息など呼吸器アレルギー疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気胸、肺がん、間質性肺炎、縦隔腫瘍など呼吸器の疾患全般に対応しております。
咳・痰・血痰・胸痛・息苦しいなどの気管支や肺に関わる呼吸器の異常を感じたり、 健診などでの異常を指摘されましたらお気軽にご相談ください。
当院の呼吸器センターは非常勤医師による外来診察のみの対応ですので、専門的診断・ 治療を要する患者さんは必要に応じて高次医療機関にご紹介させていただきます。あらかじめご了承ください。
疾患・治療
肺炎
肺炎とは、気道を通して侵入したウイルス、細菌などの病原体が肺内で増殖し、炎症が引き起こされた状態です。 肺炎は呼吸器の病気の中でもよくみられます。
肺炎は高齢者の死亡原因として増加傾向にあります。治療を早くすることは回復も早くなりますので、早めに受診してください。

症状
せき、発熱、呼吸困難、くしゃみ、たん、のどの痛み、胸痛等があり、風邪の症状に似ています。
治療
細菌性肺炎や、マイコプラズマなどによる非定型肺炎の治療薬には、抗生物質が処方されます。ウイルスによる肺炎の場合には、抗ウイルス剤が治療薬として処方されます。 肺炎の治療薬は、以前は注射薬しかなかったため、入院することが大半でしたが、現在は抗生物質も内服薬ができ、通院しながら治療する場合と、入院して治療を受ける場合があります。重篤な状態で入院した場合には、脱水症状を予防するための点滴とともに、抗生物質などと同時に点滴で投与することもあります。
肺線維症(間質性肺炎)
間質性肺炎とは肺の間質組織の線維化によって起こる疾患の総称です。 進行して炎症組織が線維化したものは肺線維症と呼ばれ、間質性肺炎のうち特発性間質性肺炎は日本の特定疾患です。通常、肺炎の場合には気管支もしくは肺胞腔内に起こる炎症ですが、間質性肺炎は肺胞と毛細血管を取りかこむ『間質』と呼ばれる組織に生じる病気です。
肺の線維化

肺が硬くなり肺の膨張・収縮が妨げられます。肺活量が低下し、空気の交換速度が遅くなります。
症状
息を吸っても吸った感覚がなく、常に息苦しいなどの呼吸困難や呼吸不全になります。また、咳がみられ、それは痰を伴わな咳です。進行すると咳などによって肺が破れて呼吸困難や呼吸不全となり、それを要因として心不全を起こす場合もあります。
治療
間質性肺炎は、ステロイドなどの薬がよく効く場合もありますので、どのタイプの間質性肺炎であるかの診断が非常に重要です。特発性間質性肺炎・肺線維症は徐々に進行する場合が多く、難治性で今のところ特効薬はありませんが、抗線維化薬やステロイドと免疫抑制薬の併用、NAC(Nアセチルシステイン)吸入などを症状に応じて行います。病気が進行して血液中の酸素が不足すれば、在宅酸素療法が必要になります。
※間質性肺炎の精査として、気管支鏡検査や胸腔鏡下肺生検術がありますが、当院では行なっておりません。ご希望の方は高次医療機関にご紹介させていただきます。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。 タバコを主とする有害物質を長期間にわたって吸入することで生じた肺の炎症性疾患であり、 喫煙習慣のある中高年に発症する生活習慣病といえます。
症状
歩行時や階段の上り下りなど、身体を動かした時に息切れを感じる労作時呼吸困難や慢性の咳や痰が 特徴的な症状です。一部の患者さんでは、喘鳴や発作性呼吸困難などぜんそくの様な症状を合併する場合もあります。

治療
破壊されてしまった肺胞組織が元に戻ることはないため、慢性閉塞性肺疾患では病気の進行を抑え、 生活の質の維持および向上を目的とした治療を行ないます。 慢性閉塞性肺疾患の原因の多くは喫煙です。喫煙習慣のある方はまず禁煙していただくことになります。 そして呼吸機能の回復・維持を目的に、運動療法や呼吸器リハビリテーションが取り入れられる場合があります。改善が認められない場合には、薬物療法が行なわれます。重症度が高く呼吸が困難な患者さんには、 酸素吸入器を用いた在宅での酸素療法が必要な場合もあります。
気管支炎
気管支とは、気管から肺へ左右に枝分かれした部分です。ここがウイルスや細菌によって炎症を起こした状態が気管支炎です。 ここで説明するのは急性気管支炎ですが、喫煙や大気汚染などが原因の慢性気管支炎という病気もあります。
症状
感染症が原因となる気管支炎の症状は炎症による発熱、咳、痰で、全身倦怠感、食欲不振、胸痛が起こる場合もあります。

治療
気管支炎の治療は原因によって異なり、根本的な治療法がない場合もあります。 主な治療法は以下のとおりです。
ウイルス性の気管支炎
抗生物質が効かないため、解熱鎮痛薬・鎮咳薬などを用いて症状の緩和を図ります。 インフルエンザウイルスが原因の場合には、抗インフルエンザウイルス薬が使用されます。
細菌感染による気管支炎
抗生物質の効果が期待できるため、細菌の種類に合わせた抗生物質を使用します。
アレルギー性の気管支炎
原因となるアレルギー物質を除去します。
喫煙・大気汚染・化学物質が原因となる気管支炎
症状緩和を図ること、原因の除去で治療いたします。
肺がん
肺がんは症状がなくても検診によって早期発見できることもあります。 気管支や肺胞の細胞が何らかの原因でがん化したもので、進行するとがん細胞が周りの組織を破壊しながら増殖し、血液やリンパ液の流れに乗って広がっていきます。

症状
肺がんは初期の場合、ほとんど症状はありませんが、以下のような症状があらわれることがあります。 ただし、どの症状も「ほかの病気」にみられるものであるため、症状から「肺がん」かかどうかを区別することは難しいといわれています。
-咳(せき)
-痰(たん)
-血痰(けったん:血が混じった痰のこと)
-発熱
-呼吸困難
-胸痛(胸のあたりの痛み)など
また、症状から発見された肺がんと、検診によって発見された肺がんでは、がんの進行度に違いがみられます。定期的な肺がん検診を年1回受け、無症状の段階から肺がんを早期発見することが大切です。
治療
肺がんの治療には、手術療法(手術)・放射線療法・薬物療法などがあります。 治療方法は、患者さんの状態、年齢、そして肺がんのステージ、肺がんの種類などによって異なります。
※当院では肺癌の手術も積極的に行っております。名古屋大学呼吸器外科の専門医と当院の外科医で大学病院と同じクオリティーの手術を行っております。術後は集中治療室(ICU)で安定するまで管理するようにしており、最高レベルの安心と安全を提供しています。特殊な手術になる場合は、名古屋大学病院の呼吸器外科で行うこともあります。
所属医師
呼吸器・総合内科センター︎
名前 | 学位・専門医・経歴 |
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さくら荘 施設長 今津 守隆 |
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副院長・部長 山下 勝之 ![]() |
専門医
所属学会
経歴
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集中治療室部長 勝木 竜介 ![]() |
専門医
経歴
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非常勤 福光 研介 |
専門医
所属学会
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非常勤 佐藤 誠洋 |
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非常勤 黒川 貴司 |
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非常勤 中村 智幸 |
専門医
経歴
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非常勤 上野 陽史 |
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非常勤 鶴岡 琢也 |
専門医
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非常勤 坪内 秀樹 |