さくら総合病院医療法人 医仁会さくら総合病院
SAKURA GENERAL HOSPITAL

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アクセス   0587-95-6711

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栄養管理センター下記のトピックにてお知らせ配信中

栄養管理センターTopイメージ
業務内容
情報通信機器(電話)を用いた外来栄養指導[2020年5月開始]
栄養ケア
個別栄養相談(外来・入院)
給食管理(衛生管理などの管理業務)
NST(栄養サポートチーム)回診
・各種カンファレンス参加(がんリハビリカンファレンス、褥瘡栄養管理ミーティング)
診療ポイント
糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの疾患の方への栄養指導(外来・入院)
食に対して不安を感じている患者さんに対する栄養相談
場所
D棟2階 

トピック

経管栄養プロトコールについて

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退院後の食生活について

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情報通信機器を用いての外来栄養指導

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寄付へのお礼

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栄養管理センター基本理念

患者さんの心に寄り添い今必要な栄養管理を迅速に行ないます。
~すべては患者さんのために~

基本方針

①患者さんに喜んでいただけるよう衛生的で美味しいお食事を提供します。
②病態やアレルギーに配慮したお食事の提供を通し治療に貢献します。
③心豊かな医療人の一員として多職種と連携を図りチーム医療を推進します。
④地域と連携が図れるように情報提供を行います。
⑤管理栄養士として常に研鑽を積み最新の知識に基づいた栄養管理を行います。

患者さんに知ってもらいたいこと

栄養管理センター

目標に向かって食事改善が出来るよう サポートします。

皆さんの人生に真摯に向き合える栄養士でありたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。


栄養ケアプロセス

栄養ケアプロセスとは栄養に関するトラブルがある患者さんに対し問題点を抽出し栄養ケアを行うことで栄養状態の改善や栄養食事療法の習得の支援をする方法です。入院期間中に今の栄養ケアでよいか見直し必要に応じて調整します。

栄養ケアとは?

  • 食事摂取量が低下している場合、食べられる方法の提案
  • 口から食べることができない場合、栄養剤の注入方法の検討
  • 栄養食事相談の実施 など

栄養ケアプロセスの流れ

①管理栄養士による栄養管理計画書の作成
身体計測、採血データ、身体状況、食事摂取状況より必要な栄養量を算出します。

②入院時栄養介入
入院時食事摂取状況や栄養状態に問題がある場合、管理栄養士より病棟スタッフに現状を確認し、患者さんのベッドサイドへお伺いすることで今必要なできる限りの栄養ケアを検討しご提案します。

③栄養再評価
患者さん個々に応じた間隔で再度栄養ケアの内容について見直し再度調整します。

※より特殊な栄養管理が必要な患者さんにNSTメンバーによるカンファレンス・回診を行なっています。


経管栄養プロトコール

当院では経管栄養が開始となった際、必要に応じて経管栄養プロトコールを使用して増量しております。

プロトコール導入のメリット

◇ 経管栄養増量の基準があることで増量がスムーズになり必要エネルギー量充足までの期間をできるだけ短くできます。

◇ 経腸栄養ポンプを使用し速度管理を行うため、経腸栄養増量時の嘔吐や消化器症状といったトラブルの軽減が期待できます。

◇ 主治医への確認作業が減り医師・看護師の業務軽減に繋がると考えられます。

当院で使用しているプロトコール

◇ 間歇投与用

  • 主に脳卒中患者さんに使用しています。経腸栄養ポンプを使用し間歇的(かんけつてき)に増量できる内容になっています。
  • 脳卒中患者さん以外にも長期絶食期間がある患者さんの開始時のメニューとしても配慮しております。

※聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 脳神経外科 小野寺 英孝先生が作成された脳卒中の病態変化に合わせた経腸栄養プロトコールを参考にさせていただき、作成しました。

間歇投与プロトコール(PDF)

間歇投与プロトコール使用書(PDF)


◇ 持続投与用

  • 主に特定集中治療室の患者さんに使用しています。
  • 経腸栄養ポンプを使用し24時間持続投与を行い、呼吸・血圧・酸素・血糖管理など継続しながらできるだけ身体に負担がかからないように配慮しています。
  • 腸が使える状態であるか多職種で検討し経腸栄養投与管理ができるよう努めています。

持続投与プロトコール(PDF)


個別栄養相談について

糖尿病、高血圧症、脂質異常症、腎臓病などの各種疾患の方へ個別に栄養相談を行っています。食材の選び方や食事の摂り方まで疾患に応じた食事療法をお伝えします。
※医師からの依頼が必要となります。

【外来】

予約制となっておりますが、当日の予約状況に応じて相談をお受けできます。

[午前 9:00-12:00|夕方 17:00-19:00](夕方のみ完全予約制)

曜日
午前
夕方

✴日・祝は休診となります


情報通信機器を用いての外来栄養指導

2020年5月より情報通信機器を用いての外来栄養指導が可能となりました。(完全予約制)

対象 当院での外来栄養指導回数が2日目以降の方
費用 180点の保険診療分(3割負担なら540円)
会計 栄養指導同日に医事課よりお電話いたします
日・時 平日 9:00〜16:30
土曜日 9:00〜11:30

オンライン栄養指導


【入院】

入院期間中に病室までお伺いいたします。


給食管理(衛生管理などの管理業務)

お食事について

当院は大量調理を一ヶ所で行うセントラルキッチンにて徹底した衛生管理、品質管理のもと調理されたお料理を急速冷却しチルド保存し再加熱し提供するクックチル方式を採用しています。提供には温冷配膳車を使用し、温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態で患者さんのもとへご提供しております。

お食事の対応について
  • 一口大キザミ
  • キザミ
  • ソフト、ペースト
  • 水分トロミ付
    嚥下機能が低下した患者さんへ汁物にとろみをつけてご提供しています。
  • 栄養補助食品
     お食事のみでは必要な栄養量を摂れない場合に付加します。
    【付加例】
      食事が十分に食べられない方に少量で効率よくエネルギー補給をするために
      リハビリを実施している方の効率的なエネルギー補給・筋肉量アップのために
  • アレルギー・禁止食対応
     アレルゲン食材を除去し提供します。
     アレルギー以外にも嗜好に合わせた禁止食対応を行っています。

お食事の種類

お食事は病状に応じたご提供ができるよう、一般食から特別治療食までご用意しております。主治医が疾患に合わせたお食事を決定しますが、食事が進まない患者さんに対し管理栄養士が介入し食べていただける内容を検討しています

一般食 特別治療食(非加算) 特別治療食(特別治療食加算 算定あり)
常食
軟菜食
幼児食
嚥下訓練食
(開始食、訓練食①②)
ソフト食
ペースト食
すずらん食(セレクト食)
濃厚流動食
流動食(重湯・3分粥)
低残渣食
高血圧食
濃厚流動食
糖尿病食
脂質異常症食
痛風食
心臓食
腎臓病食
透析食
肝臓病食
貧血食
膵臓病食
潰瘍食
胃切術後食

飲み込みやすさ・食べやすさに配慮した食事

当院で提供している嚥下食(飲み込みやすさ・食べやすさに配慮した食事)の一覧になります。

イメージ1イメージ2

献立の一例

サンマの塩焼き・ピーマン炒め・ほうれん草のごま和え・味噌汁

献立の一例

メイン料理には旬の食材を使用し季節感を取り入れました。また小鉢には赤や緑など彩りの良い 緑黄色野菜を多く使用しています。患者さん1人1人の病態に応じた食事を提供しています。

すずらん食(セレクト食)

化学療法や手術などの治療や療養をしていただくうえで食事が進まない方へご提供します。 メニュー表
すずらん食 名前の由来
すずらんイメージ

すずらんの花言葉をご存知ですか。 すずらんの花言葉は「再び幸せが訪れる」です。 病院ではつらい治療や療養生活となることもあると思いますが、私たちスタッフは患者さんに再び訪れる幸せを願ってお食事をご提供したいと思っております。管理栄養士が直接病室までお伺いいたしますのでお気軽にお申し付けください。


NSTについて

NST(栄養サポートチーム)とは、患者さんの病状に合わせた栄養のサポートを行う、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士、歯科医師、歯科衛生士などの多職種で構成されたチームです。

飲み込んだりしづらい、治療により食欲が低下している、口から食事をとることが出来ないなどの場合は、体重が減り栄養状態が低下しやすくなります。このような方々の栄養状態を 改善させるため、患者さん個人に合わせた食事の内容や栄養補給法などを提案していくのがNSTの主な役割です。

すべての患者さんにとって栄養管理は病気を治療していく上で大切な要素であるため、NST活動のみならず必要な患者さんへよりよい栄養をご提供できるように日々努めています。

nstイメージ


PRポイント

NST専門療法士 2名
静脈経腸(TNT-D)認定管理栄養士 2名
栄養経営士 2名
NST専門療法士臨床実地修練終了 3名

日本静脈経腸栄養学会NST専門療法士受験必須セミナー、
更新セミナー、栄養マスターコース、日本栄養士会勉強会生涯教育制度、
その他各種学会、勉強会参加


院内研修会

最新の栄養管理の知識を院内で共有し、より専門性を高めるため、当院管理栄養士による院内勉強会、各企業様にご協力いただき栄養管理に関する勉強会やWebセミナーを積極的に企画しています。

学会参加

第11回日本リハビリテーション栄養学会学術集会(2022)
「回復期リハビリテーション病棟における栄養介入は脳卒中患者のADLを改善する」

愛知NST研究会(2019)
「回復期病棟における多職種共同のリハビリテーション栄養の取り組み」

第34回日本静脈経腸栄養学会学術集会
「経管栄養時のグァーガム分解物含有栄養剤による下痢改善効果について」
「経管栄養患者における血清カルボキシル化オステオカオシン濃度の臨床的意義について」

市民公開講座

第16回「知ってりゃ得!食事の話」

第11回「食生活を見直し脳卒中を予防しよう」

第05回「骨粗しょう症について」

第02回「これであなたも減塩の達人」

実績

2020年度 栄養指導件数

2020年 入院 外来
4月 54件 57件
5月 43件 43件
6月 40件 62件
7月 54件 64件
8月 28件 63件
9月 37件 68件
10月 34件 69件
11月 40件 75件
12月 71件 65件
1月 59件 61件
2月 46件 58件
3月 61件 69件
567件 754件

令和2年診療報酬改訂にて新設された早期栄養介入管理加算の算定に取り組んでいます。
患者様の早期離床、自宅復帰に向けて栄養の面からサポートしています。

2020年度 ICU早期栄養介入管理加算件数

2020年 ICU加算
6月 20日
7月 22日
8月 15日
9月 20日
10月 13日
11月 27日
12月 28日
1月 14日
2月 30日
3月 31日
220日

所属スタッフ

栄養管理センター

名前 コメント
係長
管理栄養士
山本 千尋
コメント

ゼミで倹約遺伝子の研究に携わり、計算だけでは判らない個体差の重要性に改めて気付かされました。結果だけを見るのではなく、「努力している」「がんばっている」といった患者さんの言葉を素直に受け入れられる栄養士でありたいと思っています。

主任
管理栄養士
原 磨美子
コメント

皆さん、こんにちは。私のモットーは元気に明るく笑顔で過ごすことです。料理をすることやミュージカルを観ることで幸せな気持ちになります。患者様にとって親しみやすい存在でいることが目標です。

管理栄養士
田中 沙希
コメント

食事療法の本を読んで、食事で病気の治療に貢献できる事に衝撃を受け、管理栄養士になろうと決意しました。情報があふれる時代、何が正しいのか分からない、という声をよく伺います。一人一人の患者さんと一緒に考えながら提案していける栄養士でありたいと思っています。

管理栄養士
奥本 彩乃
コメント

食事は楽しみや団らんの場所でもあります。患者さんの疾患に合わせた食事内容の提案など、一人一人と向き合っていきたいと考えています。これから患者さんに貢献できるように精一杯努力し続けていきたいです。


通常受付時間 [24時間対応致します]

月 - 土 9時-12時 | 月 - 金 17時-19時30分
時間外の場合はこちら

※診療時間に関しては、受診されます診療科目によって異なります。詳しくはこちら

24時間365日 夜間休日救急・歯科口腔外科 対応|仕事や学校帰りの夕方診療、日曜・祝日も救急対応